本当におすすめのヘッジファンドはどこなのでしょうか?
ただでさえ日本では“詐欺”という悪いイメージを持たれている方が多いヘッジファンド。すべてがそうではありませんが、実際に詐欺まがいの会社がはびこっていることもまた事実です。そのため、どうしても選びには慎重にならざるを得ません。
そこで今回は、おすすめの国内投信会社を3つご紹介いたしますので、ぜひヘッジファンドを選ぶ際の指針として活用していただければ幸いです。これでもうヘッジファンド選びに頭を悩ませることはなくなることでしょう。
海外ヘッジファンド投資を行う際の壁
ヘッジファンドの多くは、最低投資単位を1000万円以上と規定しています。それどころか億単位からでないと買い付けできないというヘッジファンドもあり、基本的には金銭的に余裕のある人でなければそもそも投資を行うこと自体が難しいです。
また、海外ヘッジファンドはタックスヘイブンに籍を置いていることが多いのも特徴の一つ。
タックスヘイブンは日本語に訳すと、「租税回避地」「低課税地域」と呼ばれます。つまり課税が著しく軽減、ないしは免除される国や地域のことです。当然ながら、そこには語学の壁が立ちはだかります。
日本ではヘッジファンド投資は行えない?
ヘッジファンドは金融庁の登録要件を満たしておらず、日本国内の証券会社などで販売することは禁止されています。よって、ここで紹介する商品はあくまで「ヘッジファンドと同じスキームで運用する投信商品」となります。
まずは海外のヘッジファンド投資を検討したいという方は、ヘッジファンド・ダイレクトのような運用助言会社を頼ってみましょう。
ヘッジファンドのおすすめ国内投信とは?
さて、ここから本題である国内の運用会社がヘッジファンドと同じスキームで運用する投信商品をご紹介していきましょう。
しかし、ここで挙げるのはあくまで有用な国内投信の候補であって、実際に購入を検討する際には運用報告書に目を通したり説明会に参加するなどして自分の財政状況やライフプランにあった商品を吟味することが大切です。
三菱UFJ国際投信【マクロ・トータル・リターン・ファンド】
基準日 | 2019年8月9日 |
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基準価額 | 9968円 |
純資産総額 | 108.30億円 |
グローバルなマクロ環境に関する複数のテーマから、あらゆる投資戦略を組み合わせることによって絶対収益追求を目指すファンドです。
外国投資法人である「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・マクロ・オポチュニティーズ・ファンド」の投資信託証券である、「JPMグローバル・マクロ・オポチュニティーズ・ファンド(Iクラス)(円建て、円ヘッジ )」をメインの投資対象としてします。
取扱販売会社
「マクロ・トータル・リターン・ファンド」の申し込みや換金手続きなど、投資家の窓口となる金融機関の一覧は以下の通りです。
- SBI証券
- 三菱UFJ銀行(インターネット専用)
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 楽天証券
野村アセット【ワールドスターオープン】
基準日 | 2019年8月9日 |
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基準価額 | 1万1006 円 |
純資産総額 | 36.8 億円 |
グローバル株式のロングショートを主要な戦略として用います。
MSCIワールドインデックスをベンチマークにしてはいますが、先物・オプションといったデリバティブ、スワップ取引なども積極的に活用して収益化を図っています。
取扱販売会社
「ワールドスターオープン」の申し込みや換金手続きなど、投資家の窓口となる金融機関の一覧は以下の通りです。取扱販売会社が非常に多いため、どちらにお住まいでも手軽に商品を購入することができるのも非常に嬉しいですね。
■証券会社
■銀行
日興アセット【日興・アッシュモア・グローイング・マルチストラテジーファンド】
基準日 | 2019年8月9日 |
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基準価額 | 9926 |
純資産総額 | 3320百万円 |
新興国市場の株式や米ドル建て債券、現地通貨建て債券に加え、ディストレスト資産やプライベート・エクイティなどに投資する「スペシャル・シチュエーション戦略」などのマルチステラテジーを行うことによってトータルリターンの最大化を目指しています。
また、新興国市場に特化した投資運用会社である「アッシュモア・インベストメント・アドバイザーズ・リミテッド」が運用を行なっている「アッシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド・リミテッド クラスB」を主要な投資対象としていることも特徴の一つとして挙げられます。
取扱販売会社
「日興・アッシュモア・グローイング・マルチストラテジーファンド」の申し込みや換金手続きなど、投資家の窓口となる金融機関の一覧は以下の通りです。